今年の10月でウーゴディアスは生誕80年を迎えました。50歳の若さで亡くなって30年がたちました。最近はCDも再編され手に入るようになりましたが数年前まで私は幻の名盤を探し回りました。
初めてウーゴの演奏を(レコードですが)聴いたときの衝撃はいまだに忘れません。故高田渡氏の家でした。「すごいハーモニカを聴かせるから」とレコードをかけてくれました。ハーモニカの音よりも本人の切ない息づかいが気になって、なんという悲しさ、激しい演奏なんだろうと深く感動しました。「あの音はなかなかでないな、でも1曲でも吹けたらいいな」と思って10数年がたち、いまその息づかいを真似てウーゴの気持を追体験しています。
ラテン、タンゴなど今までの私の音楽に無いジャンルでしたのでどこから始めていいのかわかりませんでした。ウーゴは譜面とか関係の無い世界で音を作っています。私も耳で心で聴いてそのままの音を少しずつなぞりました。
[想いのとどく日」 などはメロディの1部分をカットして演奏していることをギターの寺澤むつみさんに教えていただきました。寺澤さんとはアルパの倉品さんつながりで出会うことが出来ました。驚いたのは寺澤さんがウーゴディアスの伴奏の名ギタリスト、ペレイラさんと親交があり自宅で弾き合ったということです。何か不思議な縁を感じました。
いま、私はウーゴの演奏をコピーして練習しています。私の得意なのは10ホールのブルースハープですが、それと共にウーゴの音の深さ、息づかいを勉強しています。
いつかステージで披露できるように、ウーゴの息づかいを感じてもらえるよう、がんばりたいと思います。ウーゴのスタイルのハーモニカ奏法も広めて行きたいと思います。
興味のある方は私にご連絡ください。ウーゴディアスのお話を一緒にいたしましょう。
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